【新聞ウォッチ】京都府警、「ネズミ捕り」測定妨害装置の販売容疑で全国初の逮捕

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年3月9日付

●「鉄道」海外市場に攻勢、アジア受注中国と火花(読売・2面)

●車速度測定妨害機売る、「レーダージャマ―」容疑の男逮捕(読売・39面)

●20キロ圏ボランティア3万人、除染2500回被ばく管理外福島原発(毎日・1面)

●マラソン名古屋ウィメンズ前田(ダイハツ) 3位、「世界」当確転んでも22分台(東京・25面)

●部品供給復旧すばやく、トヨタ災害時の情報網、10次下請け把握、日産も展開(日経・1面)

●ヨロズ、株主配分手厚く、社外取締役が経営監視(日経・11面)

●中部ものづくりアジアで進化、トヨタ、中国でHV一貫生産(日経・27面)

ひとくちコメント

その名は「レーダージャマー」というらしい。警察が主要道路などで実施する速度違反の取り締まりに使用するレーダー測定器の作動を狂わす装置を製作し、それをインターネットで販売していた男が逮捕されたという。

きょうの読売が社会面で詳しく報じているが、京都府警が、千葉県銚子市の51歳の配送会社員を電波法違反(無線局不法開設)ほう助の疑いで逮捕したもので、いわゆる「ネズミ捕り」とも言われている速度違反の取り締まりで、それを妨害する装置の販売で摘発したのは全国で初めてのケースという。

記事によると、51歳の容疑者は、特定の電波を発し、搭載した車にレーダーを向けても速度が測定できない「レーダージャマー」と名付けた装置を自作し、「スピード取締を妨害!?」と宣伝して、ネットオークションで男性2人に約1万3000円で販売。

今年1月には、購入した男性2人が車に付けて使うのを手助けした疑いという。オークションの履歴から約50人に販売し、50万円ほどの利益を得ていたとみられる。

もっとも、容疑者は「車には取り付けないよう購入者に注意していた」と供述しているそうだ。

それにしても容疑者は、ネーミングのセンスといい、凡人では思いつかないような“悪知恵が働く”頭脳の持ち主のようだが、その電波関連の専門知識を自動ブレーキなどの研究開発などに役立てられなかったのは残念だ。

《福田俊之》

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