関東運輸局は、首都高中央環状品川線の開通に伴って、各タクシー事業者が羽田定額運賃を3月8日から改定するとともに、国内線ターミナルにも予約なしで利用可能な定額運賃乗り場が設置されると発表した。
羽田空港定額運賃は、あらかじめ空港への運賃額が確定されることで、利用者が安心してタクシーを利用してもらうための制度。
今回、中央環状品川線の開通に伴う新しいタクシー定額運賃は、外国人旅行者の宿泊や訪問が多い千代田区などの定額運賃が値下げされ、外国人旅行者にも使いやすいものとなる。千代田区は5600円となる。特別区・武三交通圏の284社が運賃改定を届け出た。
また、国内線ターミナルでの定額運賃乗り場の設置によって、国内線ターミナルからも事前予約なしで定額運賃が4月6日から利用できるようになる。
今回の新サービスの導入により、昨年12月に設置された外国人旅客接遇研修修了者専用レーンの運用とともに、オリンピック・パラリンピックの開催を控え、今後一層の増加が見込まれる外国人旅行者がタクシーを利用しやすくなる見通し。