フランスの自動車大手、ルノーは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、新型車の『カジャール』(KADJAR)を初公開した。
カジャールは、ルノーブランド初のCセグメント・クロスオーバー車。ルノーはすでに、Bセグメントに属するクロスオーバー車として、『キャプチャー』を用意。カジャールは、キャプチャーの兄貴分のクロスオーバー車となる。
車台は、ルノー日産アライアンスの「CMF」と呼ばれるプラットホームがベース。欧州向けは、スペイン工場で生産される予定。ルノーにとって、初の中国現地生産車として、組み立てられる計画もある。
カジャールのボディサイズは、全長が4450mm、全幅が1840mm、全高が1600mm。最低地上高は190mm。フロントマスクは、最新のルノーのデザイン言語を表現。LEDヘッドライトが組み込まれる。駆動方式は、4WDと2WDを設定。
ジュネーブモーターショーのプレスカンファレンスでは、ルノーはカジャールのエンジンラインナップを発表。欧州では、ディーゼル2、ガソリン1の3ユニットを設定する。
中でも、ターボディーゼルの「dCi」の1.5リットル版は、最大出力110hpを発生。フリクションの低減に取り組んだ結果、欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmの環境性能を実現した。ルノーは、「クラスベスト」と、その環境性能に自信を見せている。