キャセイパシフィック航空は3月9日、本拠を置く香港国際空港の第三滑走路増設を全面的に支援すると改めて表明した。
滑走路増設について、キャセイパシフィックは世界屈指のハブ空港を有する香港の競争力を長期的に確保できる、唯一実現可能な方法と説明。アイヴァン・チュー最高経営責任者(CEO)は「プロジェクトの前進は急務だ。香港空港は滑走路処理容量の限界がどんどん迫っている」と危機感をあらわにしている。
国際航空運送協会(IATA)も長年切望している滑走路増設プロジェクト。香港空港管理局による資金調達について、キャセイパシフィックは楽観視している。14年旅客数が過去最高を記録するなど、香港空港の収入も増加傾向にあるため。