【マツダ CX-3 発売】コンセプトを最大限に表現したホワイトの革内装

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ CX-3
マツダ CX-3 全 9 枚 拡大写真

マツダ『CX-3』のインテリアコーディネートのひとつに、ピュアホワイトと革の仕様がある。これはCX-3のコンセプトである先鋭感やクールさが最も表現されている組み合わせだという。

このインテリアコーディネートはXDツーリング Lパッケージに採用されている。「先鋭感を強めたフューチャリスティックな表現。そして、本物感への追求がコンセプトだ」と話すのはマツダデザイン本部プロダクションデザインスタジオカラー&トリムデザイングループの木村幸奈さんだ。

「白はフューチャリスティック、先鋭感、クールさは十分表現出来るカラーだが、それだけでは冷たすぎ、マツダが求める生命感は表現しきれない。そこで、本物素材の表情へのこだわりで表現するようにした」と説明。その結果白に対してスウェード調の生地をシート中央で合わせたのだ。

このスウェード調の生地も真っ黒を使った場合は白の革とのコントラストが強すぎ、どちらの魅力も半減してしまう。もう少し明るい素材を選ぶと馴染みは良くなったが、ぼんやりしてしまった。そこで「白とのコーディネーションとともに、赤が入ったときでも調和が取れる明度感。そして、黒が隣に来たときにでも自然と馴染む色合いを考慮し現在のものを採用した」と述べる。

また、他のコーディネートと同様、シートに仕立てたときに最も魅力的になるようデザインされてもいる。木村さんは「仕立てにより表情を付けた方が素材が持っている柔らかい印象が最も伝わると思う。クールな白と合わせることで、未来感がありながらも人に近いという感覚を持った内装を提案出来たと思う」と完成度に自信を見せる。

その結果、「ボディカラーのセラミック、この内装でこのクルマらしい最も先鋭感を持ったクールなパッケージを提案出来た」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ハスラー タフワイルド 新型試乗】“クラシック・ミニ”の面持ちを思い出す…島崎七生人
  2. トヨタ『RAV4』新型、5月21日に世界初公開
  3. 昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~
  4. 『ジムニー』のコンプリートカスタムカーをそのまま販売、313万円ですぐに乗り出せる
  5. トヨタのオフロード仕様「TRDプロ」、新色「ウェーブメーカー」で冒険心を刺激…今秋米国設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  2. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  3. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  4. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る