ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは3月13日、ドイツで年次株主総会を開催し、2014年通期(1-12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は過去最高の172億ユーロ(約2兆1915億円)。前年の143億ユーロに対して、20%増加した。また、営業利益は27億ユーロ(約3440億円)。前年の25億8000万ユーロから5%増え、過去最高の営業利益を記録した。
2014年の世界新車販売は18万9849台と、こちらも過去最高を達成。前年実績に対して、17.1%増と伸びた。車種別では、新型SUVの『マカン』の人気が高く、約4万5000台を販売。『パナメーラ』は、前年比は13%増。『911』シリーズは、3万台以上を販売する。
2014年は、全ての販売地域で2桁の成長を達成。単一国の最量販市場は、引き続き米国。2014年は、前年比11.1%増の4万7007台を販売した。アジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で19%増の7万32334台。中国は25.4%増の4万6931台で、米国に接近した。
ポルシェ取締役会のマティアス・ミューラー会長は「ポルシェの業績は好調。未だかつてない最高の地位を築いた」と述べている。