三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは3月3日、2月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、2月としては2008年に次いで多い7533台。前年同月比は26%増で、12か月連続で前年実績を上回った。
7533台の内訳は、乗用車が前年同月比63.6%増の3964台と、2か月連続で増加。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比0.4%増の3569台と、8か月連続の前年実績超え。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が回復傾向。2月は2394台を売り上げた。前年同月比は2%増と、8か月連続で増加。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきた。
一方、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は2月、1175台を販売。前年同月比は2.6%減と、2か月ぶりの前年割れ。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、前年同月比67%増の1863台と、2か月連続で増加した。
2014年の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年比24.8%増の7万7643台。2015年1-2月実績は、前年同期比29.3%増の1万4026台だった。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン上級副社長は、「2015年も素晴らしい勢いが続いている」と述べている。