【IAAE15】輸入車用パーツ、触媒コンバーターもリビルトの時代

自動車 ビジネス 国内マーケット
RB26エンジン用のゲトラーク製MT
RB26エンジン用のゲトラーク製MT 全 5 枚 拡大写真

国際オートアフターマーケットEXPOの会場で、最近ではめっきり珍しくなった縦型のMTを見つけた。しかもカットモデルである。ゲトラークの下に「NISSAN」の文字が鋳込まれていることから、『GT-R』のトランスミッションだと分かる。

【画像全5枚】

展示していたのはリビルトパーツ大手のジャパンリビルト。同社はリビルトパーツの大手。クルマに使われている色々なアッセンブリーパーツがブース内にズラリと展示されている。

ステアリングラックやドライブシャフト、トランスミッションなどはリビルト品が使われているのは知っていたが、メーターユニットやECU、燃料インジェクターまでリビルトパーツが用意されていると言う。ディストリビューターやキャブレターなどは、新品部品の供給が終了してしまった旧車向けの需要としても高まっているそうだ。

このところ輸入車用のリビルトパーツも増えており、メルセデスベンツ、BMW、VWといったドイツ車やボルボなどの人気車種は対応部品が増えていると言う。ラインナップにない車種でも、引き取ったコアをオーバーホールして対応するケースもあるそうだ。価格は新品のほぼ半額というのがリビルトパーツの相場らしい。

驚いたのは、今や触媒コンバーターまでリビルトされているということだ。触媒はケースの溶接を外して内部のセラミックコアを取り出し、特殊な洗浄液と超音波洗浄を組み合わせて何度も洗浄することで、排気ガスによる表面の汚れを取り除き、排ガス浄化の機能を復活させる。セラミックコアが崩れて壊れてしまっている場合は、海外から安くセラミックコアを入手して元通りに組み立て、リビルトパーツとして出荷するそうだ。

リサイクルは素材レベルまで遡って循環させるためエネルギー消費が少なくない。一方、単なるリユースは中古部品となるが、機械の信頼性や耐久性という点で不安要素が残る。リビルトパーツは欧米でも盛んに利用されている、高効率で合理的な循環システムだ。それに日本ならではのキメ細やかな作業による高品質さが実現できているのだから、日本のリビルトパーツはもっと使われてもいいのではないか。

使い捨てに思われていたような非分解式のパーツさえもリビルトしてしまう同社の技術力は、ものを大事に使うという日本の伝統を感じさせてくれるものだ。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 安東弘樹氏が体感!ソフト99「G’ZOX」最上位『ハイモース コート ヴェリス』で体感した“別次元”の艶と撥水PR
  2. トヨタ博物館、80~90年代の日本車・バイクを一堂に展示 企画展を4月10日から開催
  3. 日産 サクラ 改良新型、新デザインを先行公開…ボディ同色グリルに新バンパーで表情変化
  4. スバル「STI Sport♯」発表、国内『WRX』初の6速MT採用…600台限定で610万5000円
  5. ヤマハ『YZF-R7』がモデルチェンジ、電子制御スロットルや6軸IMU搭載で全面進化 価格は116万6000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る