「マレーシアン・インサイダー」がこのほど実施した調査で、マレーシア国民の76.9%が民族の出自や信仰する宗教に拘らず、すべて国民に公平に奉仕する政党を支持すると答えた。
自分が属する民族や宗教をベースとした政党との答えは18.3%にとどまった。
民族別でみると、「自分が所属する民族&宗教のために奉仕する政党」を支持するとの答えはマレー系では27.8%を占めたが、インド系では6.9%、華人では3%にとどまった。一方、「民族&宗教に拘らずにすべての国民に奉仕する政党」を支持するとの答えは、マレー系が67.5%、インド系が89.2%、華人は91.4%に達した。
支持政党別では、与党連合・国民戦線(BN)支持者の73.4%は「民族&宗教に拘らずにすべての国民に奉仕する政党」が占め、「自分が所属する民族&宗教のために奉仕する政党」は22.7%にとどまった。
野党連合・人民同盟(PR)支持者ではさらに顕著で、「民族&宗教に拘らずにすべての国民に奉仕する政党」が82.9%を占め、「自分が所属する民族&宗教のために奉仕する政党」は14.1%にとどまった。無党派層でも「自分が所属する民族&宗教のために奉仕する政党」が少なく、「民族&宗教に拘らずにすべての国民に奉仕する政党」が多かった。
同調査は1月21-30日にかけて年齢や性別、民族に基づいてランダムに電話をかける方式で聞き取ったもので、1,008人が回答した。
(マレーシアン・インサイダー、3月16日)