フジと伊藤忠、タイで通販・美容ビジネス…マルチメディアで展開

エマージング・マーケット 東南アジア
バンコクのショッピングセンター(イメージ写真)
バンコクのショッピングセンター(イメージ写真) 全 1 枚 拡大写真

【タイ】フジ・メディア・ホールディングスと伊藤忠商事は16日、共同で設立したアジア向けビジネス企画会社エフ・アイ・メディア企画を通じて、タイでのビジネスを多角化すると発表した。

 フジと伊藤忠が約4・9%出資するタイのテレビ通販最大手TVダイレクトのテレビショッピング、インターネット通販、店舗、カタログで、フジ傘下の通販会社ディノス・セシールの商品を販売するほか、タイ向けに日本商品を販売する自社通販サイトの開設を進める。

 また、フジ傘下のシステムインテグレータ、フジミックが開発し、タイでも人気を博しているiPhone(アイフォーン)向け無料デコレーションカメラアプリ「キューティージェイピー」ブランドのオリジナル化粧品をエフ・アイ・メディア企画が企画開発し、新たな美容ブランドとしてタイに紹介する。このオリジナル商品はTVダイレクトのインターネット通販や、ドラッグストア「ツルハドラッグ」のタイの店舗などで販売する。

 さらに、日本の美容ファッション文化を広く伝えるため、2月7日から、タイの地上波テレビ局で美容バラエティ番組「ビューティー・ヴァーサス」のレギュラー放送を開始した。この番組は総務省の「地上波テレビジョンを活用した放送コンテンツの海外展開に関するモデル事業」として、一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構が三菱総合研究所と連携して実施する事業の一つで、伊藤忠商事が受託し、エフ・アイ・メディア企画が製作している。美容に関心の高いタイで美容番組を放送することで、日本発の美容ファッションの周知を図る。

フジと伊藤忠、タイで通販・美容ビジネス

《newsclip》

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