バス高速輸送サンウェイ線、6月に運行開始へ

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

国内初となるバス高速輸送(BRT)システムがセランゴール州スバンのバンダル・サンウェイで6月に運行を開始する。

東南アジア初でもある高架BRTで全長は5.4km。サンウェイ線は、7駅が設けられ、自家用車を駐車して公共交通機関を利用する「パーク・アンド・ライド」も、モナッシュ・ユニバーシティ・サンウェイに設置される。

政府系公共交通インフラ開発会社、プラサラナ・マレーシア・グループのイスマイル・アダム会長によると、プロジェクトは既に90%が完了しており5月に完了する予定。サンウェイ・グループとプラサラナによる官民パートナーシップ事業(6億3,400万リンギ)の一環となる。

15台のバスを使用し、1時間で平均30-40キロメートルを移動する。身体障碍者用のユニバーサル・アクセス設備も完備した駅となる。料金は未定で、公共陸運委員会(SPAD)と協議を行う予定だ。

サンウェイとスバンの50万人の住民が恩恵を受け、近隣のマレー鉄道(KTM)のセティア・ジャヤ駅やUSJ7にある軽便鉄道(LRT)の駅にも連絡している。専用レーンを電気バスが走る仕組みで、交通渋滞に左右されず所要時間も最低限で済むという利点がある。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月18日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  6. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  7. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  8. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  9. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  10. ゲームエンジンが自動車開発の共通言語になる!『Unreal Engine』の採用が急拡大する理由【前編】PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る