【フォード マスタング 試乗】このパッケージが500万で買えるなら“お得”…岡本幸一郎

試乗記 輸入車
フォード マスタング 50イヤーズエディション
フォード マスタング 50イヤーズエディション 全 18 枚 拡大写真

まずは、『マスタング』のいちファンとして、デザイナーが本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思う。長い伝統があり、熱狂的なファンが大勢いるこのクルマを新しくするにあたっては、彼らの期待に応えることが何よりも大事だったと思うが、マスタングのアイコンを随所に残しながらも新しい要素を巧みに採り入れたスタイリングには、個人的にもホレボレさせられている。

【画像全18枚】

インテリアは質感にかなり気を配ったことが見て取れる。快適装備が充実したことも歓迎だ。

4輪独立懸架の採用も効いて、フットワークがずいぶん現代的に洗練されたことも特筆できる。総じて、伝統の話を抜きにしても、1台のクーペとして非常に魅力的なクルマに仕上がっていると思う。

エコブーストエンジンは、実のところ期待したほど燃費がよろしくないのだが、予想以上にパワフルで、サウンドも悪くなく、なにより新しい感覚がある。生誕50年を節目に、これからグローバルカーとして羽ばたいていく上で、マスタングにもこうした設定は欠かせないと思う。

では筆者がもしマスタングを買うとしたら、エコブーストを選ぶかというと、そうではない。今後予定されているV8の導入を待ちたい。理由は単純に好みの問題で、大排気量のマルチシリンダーエンジンが好きだからだ。ましてやマスタングならなおのこと、多少は燃費が悪くても、価格が高くても、やっぱりV8で乗りたいというのがホンネだ。V8は筆者のような人のために存在するということで…。

ちなみに、2.3リットルの4気筒エンジンというのはマスタング初ではなく、過去に1980年代にも採用例があることをお伝えしておこう。

なにはともあれ、465万円の価格でこのクルマが買えるというのはとても魅力的であることには違いない。500万円級のクーペで、これほど見栄えしてコストパフォーマンスの高いクルマはほかにない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★★

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして独立。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級サルーンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに鋭意執筆中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  2. ホンダ『NSX』が現代のスーパーカーに転生…JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』がイタリアでワールドプレミア
  3. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】ノマドに乗るならやっぱり「ATがオススメ」な理由…中村孝仁
  4. 三菱『パジェロ』3階層のシリーズ展開へ…軽も登場、壮大なシリーズ化が始まる
  5. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る