【東京モーターサイクルショー15】ホンダのBULLDOGコンセプト、女性デザイナーの狙いとは!?

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【東京モーターサイクルショー15】ホンダのBULLDOGコンセプト、女性デザイナーの狙いとは!?
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東京ビッグサイト(東京国際展示場)で、3月29日まで開催中の「東京モーターサイクルショー2015」。ホンダブースで異彩を放つのが、レジャーモデルの枠を超えた自由な発想によって、アウトドアライフで楽しく活躍するイメージを具現化した参考出品モデル『BULLDOG(ブルドッグ)』。

前後15インチの小径ホイールをセットしたタフな車体に、水冷DOHC直列2気筒を搭載するが、その車体はユニークなアイデアがイッパイ。

たとえば、燃料タンク側面に開閉式の収納スペースがあり、そこにレインスーツなどを入れることができる。

この斬新なアイデアを思いついたのは、本田技研研究所 二輪R&Dセンター デザイン開発室の濱田夏美さん。「アクティブに、そして気軽に乗っていただくイメージです」というファッションで「BULLDOG(ブルドッグ)」とともに会場に姿をあらわした。

狙いを聞くと「頼りがいがある逞しさの中にも愛嬌を感じさせる独自のスタイルで、ライダーのみならず、普段モーターサイクルに乗らない人も思わず笑顔になるような魅力を持たせたかった」とのこと。

さらに記者が「このバイクに乗って濱田さんなら、どこへ行きますか?」と伺うと、「北海道に行きたいですね」と笑顔。

たしかにエンジンは、高速道路も苦にしない水冷4ストロークDOHC直列2気筒400cc。そんなタフなツーリングもこなしてくれそうだ。

ディスプレイは、遊び心を満載した新感覚のコンセプトモデルのイメージに合わせ、アクティブなものを揃えた。

キャンプツーリングなどに対応したキャリアの装備といい、もし発売されれば「愛すべき旅の相棒」として、これまでのレジャーモデルの枠を超えた自由な発想によって、アウトドアライフで楽しく活躍してくれそうだ。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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