【バンコクモーターショー15】次期主力、三菱の新型ディーゼルエンジンの実力は

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三菱 トライトン 新型(バンコクモーターショー15)
三菱 トライトン 新型(バンコクモーターショー15) 全 18 枚 拡大写真

昨年末にフルモデルチェンジし、今年1月のボディバリエーション追加でラインナップが出揃った三菱のピックアップトラック『トライトン』。バンコクモーターショーでは会場脇の広場に購入見込み客を対象に試乗させる特設コースが設けられており、そこで新型トライトンに試乗することができた。

興味深いのは、ディーゼルエンジンの出来だ。実は新型トライトンには排気量2477ccで128ps/240Nmを発生するタイプと2442ccで181ps/430Nmを発生するタイプの2つのディーゼルエンジンが展開されている。そして「4N15型」と呼ぶ後者は、アウトランダー(輸出仕様)で初採用となり、縦置きレイアウトとしてはこのアウトランダーが初搭載となる新開発ユニットなのである。

従来は鉄製だったのに対し、この新型ユニットはアルミブロックを採用。大幅な出力/トルクアップを果たしつつ、ユーロ6に適合する次世代ディーゼルエンジンだ(ただしタイ仕様はユーロ4対応となる)。

また、吸気側にバルブタイミングを切り替え機構の「MIVEC」をディーゼルエンジンとして初採用。出力アップとスムーズな回転フィーリングに貢献しているのも特徴だ。

「新しいディーゼルエンジンは、パワーを上げつつ燃費もよくなりました。高い遮音性能とあわせて室内が静かなのも特徴です」と三菱自動車タイランドで商品企画を担当する羽鳥秀幸氏は言う。

実際にオールドタイプのユニットと乗り比べると、その差は歴然だった。まず振動とディーゼル特有のガラガラ音の響き方がまったく違う。そのうえ吹け上がりもスムーズで、最新ディーゼルエンジンらしい快適さと乗りやすさを実感することができた。

《工藤貴宏》

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