【トヨタ カローラ 改良新型 発表】5MTの設定存続…「クルマ本来のエッセンスを残した」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ カローラ フィールダー
トヨタ カローラ フィールダー 全 14 枚 拡大写真

トヨタ自動車は3月30日、『カローラ アクシオ』及び『カローラ フィールダー』の改良新型を発表した。新型カローラには、これまで同様、一部グレードのトランスミッションに5MTが残されている。MTの設定が淘汰されている昨今だが、その狙いとは。

「MTの需要は近年少ないが、地方の高齢ユーザーなどからは“カローラはMT”との声がある。カローラは幅広い年齢をターゲットとしているため、その声を無視するわけにはいかない」と、トヨタ自動車製品企画本部 ZE主幹の本多義行氏は語る。

そして本多氏は「この設定は“カローラ”だから残さなければならないと考えている。変えるところは変え、残すところは残す」と強調した。

5MTが設定されるのは2WD(FF)の「1.5G」及び「1.5X」グレード(アクシオ及びフィールダーの両方)の2種類。同グレードのエンジンは、今回採用された新型エンジン「2NR-FKE」ではなく従来の「1NZ-FE」。このエンジンと5MTの組み合わせは『ヴィッツRS』のパワートレインを流用しているのも特長だ。

「ヴィッツRSのパワートレインを採用することで、クルマ本来の走りの楽しみも味わえる。タコメーターの配置やサイドブレーキもハンド式にすることで、クルマ本来のエッセンスを残した。これまでのユーザーの乗り換え需要に応えるのは前提だが、この設定を新たな需要の創出にもつなげたい」と本多氏は話した。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  3. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  4. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  5. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る