鉄道・運輸機構は、経済的な電気推進船「スーパーエコシップ」(SES)の25番目となる旅客フェリー「第二桜島丸」が竣工したと発表した。
船は鹿児島市船舶局と同機構の共有船として前畑造船が建造した。竣工後、乗員の習熟訓練を実施した後、4月1日から鹿児島市の中心市街地に位置する鹿児島港と対岸の桜島港を結ぶルートで運航される予定。
2011年に建造した「桜島丸」に続く、SES2番船となる旅客フェリーで、高効率の二重反転ポッド推進器を2式採用し、省エネ化するとともに、ポッド推進器が360度旋回可能なため、安全、迅速に離着桟が可能。
従来船で使用する大型ディーゼル機関に代わって3台の小型ディーゼル発電機関を採用、旅客室の静粛性を確保した。
積載能力は600人、大型車10台、乗用車30台。