ウィラー初の鉄道路線「京都丹後鉄道」スタート…北近畿タンゴ鉄道の運行引き継ぐ

鉄道 企業動向
北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。14時59分福知山発の「丹後あおまつ3号」出発前には関係者によるくす玉割りがホーム上で行われた
北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。14時59分福知山発の「丹後あおまつ3号」出発前には関係者によるくす玉割りがホーム上で行われた 全 13 枚 拡大写真

第三セクター鉄道の北近畿タンゴ鉄道(KTR)が4月1日、「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。高速バス大手のWILLER ALLIANCE(ウィラー・アライアンス)子会社のWILLER TRAINS(ウィラー・トレインズ)が運行を引き継ぐ、「上下分離方式」での再出発。同日午後から開業式典が開かれ、門出を祝った。

【画像全13枚】

KTRは京都府や福知山市、宮津市などが出資する第三セクター。福知山(京都府福知山市)~宮津(宮津市)間30.4kmの宮福線と、西舞鶴(舞鶴市)~宮津~豊岡(兵庫県豊岡市)間83.6kmを結ぶ宮津線の2路線を運営していた。

しかし、経営の悪化を受けて上下分離方式による経営改善を図ることになり、北近畿タンゴ鉄道は鉄道施設や車両を保有する施設保有会社に改組。列車を運行する事業者を公募し、2014年5月にはウィラー・アライアンスが選ばれた。これを受けて同社は運行事業者となるウィラー・トレインズを設立した。

2路線の総称となる鉄道の通称名は「京都丹後鉄道」とし、略称は「丹鉄」。路線の通称も宮津線のみ西舞鶴~宮津間を「宮舞線」、宮津~豊岡間を「宮豊線」に分けて3路線としたほか、駅名も一部を変更している。

式典は福知山駅と同駅前の市民交流プラザで開かれ、地元の自治体関係者や交通関係者など60人超が参加。ウィラー・トレインズの村瀬茂高社長は「まずは地元の方が便利に利用できる交通機関として、車を使うより公共交通が便利になる仕組みをつくりたい。今後に向けては、観光の方々も車がなくても回れるよう、力を合わせてネットワークをつくっていきたい」とあいさつした。

駅前でのテープカットの後はホームに移動し、14時59分発の天橋立行き快速『丹後あおまつ3号』の発車に合わせて出発式を開催。同列車のアテンダント、前田菜津美さんから運転士の矢野裕城さんへの花束贈呈や、関係者によるくす玉割りの後、宮津駅の土出尚登駅長の発車合図とともに『あおまつ3号』が天橋立駅に向けて出発した。

ウィラー・トレインズは運行の引継ぎと同時に、本社を宮津市に移転。社員は北近畿タンゴ鉄道からの転籍のほか、新たに25人を雇用した。乗務員などの制服や各駅の看板類も新しいデザインに変更している。今年の年間利用者数は210万人を目指すという。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  2. 純正オーディオのまま高音質化できる?「パワーアンプ内蔵DSP」が定番となった理由[カー用音響機材・チョイスの極意…DSP編]
  3. “令和のデートカー”は夜にも映える…ホンダ『プレリュード 2027 リミテッドエディション』発売[詳細画像]
  4. 【トヨタ bZ4Xツーリング 新型試乗】「これなら売れるに決まってる」ただ長くなっただけじゃない、別モノの進化
  5. 新型200ccエンジン搭載! ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R2』が登場、インドで発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
  5. 6歳でも150cmでもない?「ジュニアシート卒業」を見極める“5つのステップ”とは【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る