【新聞ウォッチ】トヨタ「意志ある踊り場」から” 意義”ある投資へ…中国、メキシコに新工場計画

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年4月3日付

●トヨタ終日在宅OK、1歳未満子育て社員、男性も利用可能(読売・8面)

●高級車から小型車まで、NY自動車ショー(朝日・9面)

●米の新車販売13カ月連続増、3月前年比0.6%増(朝日・9面)

●GW旅行国内は過去最多、JTB推計、海外は減少続く(朝日・37面)

●きょうの人、「エンジニアの夢から生まれたS660」ホンダ最年少の開発責任者、椋本陵さん(産経・2面)

●トヨタ、中国に新工場、メキシコにも計1500億円、5年ぶり投資再開、VWなどに対抗(日経・1面)

●燃料電池車輸出、検査なしでOK(日経・4面)

●新車販売不振続く、東南アジア、2月(日経・9面)

●ホンダ、米仕様「シビック」(日経・13面)

●「世界3位の潜在力ある」ルノー・日産のゴーンCEOに聞く(日経・13面)

ひとくちコメント

大型投資に結び付く新工場の建設を凍結してきたトヨタ自動車が、中国とメキシコの2カ国に新たに工場を建設する計画を進めているという。きょうの日経が1面トップで報じている。

それによると、2つの新工場建設の投資額は約1500億円に上る見通しで、年間生産能力は合計で30万台増えるという。中国は広州に年産10万台規模の新工場を2018年に稼働を予定。メキシコはグアナファト州に年産20万台規模の工場を2019年まで稼働を開始する計画だそうだ。

トヨタでは拡大投資がたたってリーマン・ショック後に巨額な赤字を計上したことで、台数を追うだけの無謀な生産能力の拡大を2013年から凍結。この間は、豊田章男社長も「意志ある踊り場」と表現して、「もっといいクルマづくり」とともに、既存工場の生産性向上を目指す「もっといい工場づくり」の改革を進めてきた。

今回ようやく一連の改革の「機が熟した」と判断。「13年稼働のタイ工場以来、5年ぶりの大型投資に踏み切る」(日経)としている。

《福田俊之》

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