テロ頻発のナイジェリア…問われる新大統領の対過激派の手腕

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元軍事政権指導者が当選
ナイジェリアの大統領選挙は、元軍事政権指導者のブハリ氏が当選した。イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によるテロが頻発するナイジェリアの大統領は今後過激派組織を封じ込めることができるのか手腕を問われるだろう。

ナイジェリアの、選挙戦ではテロ対策の強化が最大の争点となっていた。北東部を拠点にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」がテロや襲撃を繰り返しており、多数の住民を殺害するなど治安情勢が悪化していた。

強い指導者を求めて
現職のジョナサン大統領には、テロの封じ込めに失敗したとして批判が集まり、票が伸び悩んだものと思われる。1999年に軍事政権から民政に移行して以来、政権交代が行われるのは初めてだ。

選挙管理委員会によると、ブハリ氏は1495万票以上を獲得し、ジョナサン氏に大差をつけた。ブハリ氏の陣営は「強い指導者」としての実績をアピールした。ボコ・ハラムのテロ抑止を優先的な課題に掲げたほか、軍政時代に汚職の摘発に乗り出したことを国民にアピールした点も票を伸ばした要因だ。

1億7000万の人口を抱えるナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、経済規模が最も大きく、安定した成長につなげるためにも、新政権がテロ対策の手腕を問われることになる。

(画像はイメージです)

ナイジェリアの大統領決定

《アフリカビジネスニュース》

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