【新聞ウォッチ】警視庁、車種や型式を瞬時に鑑識する新システム導入

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年4月6日付

●「辺野古」初会談平行線(読売・1面)

●成田LCC誘致に本腰、専用ターミナル8日から、着陸料1年無料も(読売・6面)

●シャープ液晶分社検討、官民ファンドと出交渉へ(朝日・1面)

●徳島空港、滑走路に車 着陸中止(毎日・27面)

●国内の特許出願2年連続で減少、海外では増加傾向(日経・3面)

●車リコール955万台、昨年度タカタ問題響き最多(日経・34面)

ひとくちコメント

ひき逃げ事件などのスピード捜査に威力を発揮するとみられる車種や型式を瞬時に絞り込める交通鑑識のための新しいシステムの導入が、警視庁で始まったという。

警視庁が、過去のひき逃げ事件や交通事故の捜査で採取したタイヤの痕跡や車種などの捜査資料をデータベース化し、一元的に管理する「交通鑑識基礎資料活用システム(K3システム)」の運用を開始。また、現場での鑑識活動を支援する発光ダイオード(LED)を用いた新型投光車を4月から導入したもので、交通事故の検証作業の効率化が期待されている。

4月4日付の読売朝刊などが取り上げているが、このK3システムは警視庁が過去の事故捜査で集めた1万2000点以上の資料をデータベース化したもので、約3年かけて独自に開発したという。

タイヤ痕の画像データを取り込み、検索すると自動的にタイヤの種類の候補が示されるほか、ドアの形状など車両の特徴をパソコン端末に入力すると、類似の車種が複数提示される。防犯カメラに映った車両の特徴やタイヤ痕などから、車の車種や型式を瞬時に絞り込むことが可能という。

車種などを絞り込む時間が大幅に短縮されるため、捜査の効率化が図れて、ひき逃げ事件のスピード検挙に役立つとともに、逃げ得を絶対に許さない抑止力にもなりそうだ。

《福田俊之》

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