マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)の発表(速報値)によると、2015年2月の輸出高は531.7億リンギで、前年同月比で9.7%、前月比では16.4%のそれぞれ減少となった。
輸入高は486.5億リンギで、前年同月比で0.4%の増加となったが、前月比では11.0%の減少となった。貿易高は1018.1億リンギで、前年同期比で5.2%、前月比では13.9%の減少となった。貿易収支は45.2億リンギの黒字で、前年同期比で56.7%、前月比で49.5%のそれぞれ大幅なマイナスとなった。 一次産品価格の下落や中国、欧州連合(EU)の需用減が影響した。
2月の輸出先を国・地域別で見ると、シンガポールがトップとなり、2-5位は日本、中国、米国、タイの順。日本への輸出額は70.6億リンギで、前年同月比6.2%のマイナスとなった。1位だったシンガポールは前年同月比で4.9%、3位の中国が同21.3%、それぞれ減少した。品目別では、電気・電子が184.4億リンギでトップ。これに液化天然ガス(LNG)、精油製品が続いた。
2月の輸入は、中国が87.3億リンギでトップとなった。シンガポールが53.7億リンギで2位となり、日本は41.1億リンギで3位となり、前年同月比で8.1%のマイナスだった。品目別では、電気・電子が139.2億リンギでトップ。これに精油製品、化学製品が続いた。
今年1-2月の輸出高は1167.7億リンギで、前年同期比5.0%のマイナス。輸出先はシンガポールがトップで、日本が2位、中国が3位だった。輸入額は1032.9億リンギで、前年同期比2.6%のマイナス。貿易額全体は2,200.7億リンギで、3.9%減となった。