デルファイ のロボットカー、初の米大陸横断に成功

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デルファイの自動運転車(アウディQ5)
デルファイの自動運転車(アウディQ5) 全 3 枚 拡大写真
米国の大手自動車部品メーカー、デルファイ・オートモーティブ(以下、デルファイ)は4月2日、自動運転車(ロボットカー)として初めて、米国大陸横断に成功した、と発表した。

デルファイは、もともとGMの部品製造子会社。1999年にGMから分社し、独立した企業となった。しかし、2000年代に入って経営状態が悪化。2005年10月、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上、経営破綻した。その後、経営再建を進め、2011年11月、米国ニューヨークの証券取引所に再上場。

3月22日、デルファイはアウディ『Q5』がベースの自動運転車を使って、米国西海岸のカリフォルニアを出発。そして、9日間をかけて15州を経由し、米国東海岸のニューヨークまで、およそ5470kmを走行した。デルファイによると、5470kmの99%を、自動運転で走行したという。

デルファイの自動運転車には、レーダー、カメラ、ADAS(アドバンスド・ドライブ・アシスタンス・システム)、渋滞アシスト、自動駐車などの先進技術を搭載。

同社の技術責任者、ジェフ・オウェンズ氏は、「この走行中、テスト車両は期待を超える性能を示した。今回のノウハウが、既存の安全製品や将来の商品開発に役立つだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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