マツダの米国法人、北米マツダは4月1日、3月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は3万2123台。前年同月比は8%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
乗用車系では、主力車種の『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)が、1万0534台。前年同月比は0.02%減と、5か月ぶりの前年実績割れ。新型投入を控えた『マツダ2』(日本名:『デミオ』)は、36台。前年同月比は98.4%減と、7か月連続で前年実績を割り込む。
『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)は、改良新型投入の効果で、3月としては2012年に次ぐ7570台を販売。前年同月比は32.1%増と、3か月連続で増加した。『マツダ5』(日本名:『プレマシー』)は、1063台。前年同月比は47.3%減と、2か月ぶりに減少する。
ライトトラック(ピックアップトラックやSUV)系では、SUVの『CX-5』が、改良新型モデルの投入を控えて、1万0899台と後退。前年同月比は8.1%減と、2か月連続で前年実績を下回った。2013年に大幅改良を受けた『CX-9』は1489台を売り上げ、前年同月比は17.9%減と、2か月連続のマイナス。
スポーツカーでは、モデル末期の『MX-5ミアタ』(日本名:『ロードスター』)が、532台を販売。前年同月比は29.2%減と、4か月ぶりに減少した。
マツダの2014年の米国新車販売は、30万5801台。前年比は7.7%増だった。2015年1‐3月は、前年同期比横ばいの7万8041台。北米マツダのロン・ステトナー営業担当副社長は、「アテンザの改良新型がディーラーに届き、販売はポジティブな方向へ変わりつつある」と述べている。