【アウディ A7スポーツバック 新型発表】アウディジャパン大喜多社長「セグメントナンバーワン目指す」

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アウディ S7スポーツバック
アウディ S7スポーツバック 全 8 枚 拡大写真

アウディ『A7スポーツバック』がマイナーチェンジし、4月21日より発売される。このクルマは、アウディが、ハイエンドクラスにスポーツバックというボディスタイルが受け入れられるかをチャレンジしたものである。

「A7スポーツバックは4年前にデビュー。ハッチバックスタイルの4ドアクーペであるスポーツバックが、ハイエンドセグメントで本当に受け入れられるのかということをチャレンジしてきた」とは、アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏の弁。

2009年、ハイエンドセグメントでアウディは1000台ほどの販売台数だった。しかしその後、『A6』やA7スポーツバックなどを導入することで、ここ3年間は3000台平均で販売している。そのうちA7スポーツバックは年平均800台ほどだ。大喜多氏は、「現在アウディは3万台を超える台数で、ハイエンドクラスでもボリュームが成長。『A8』も含めて、メルセデスやBMWの牙城だったところに、アウディブランドが浸透してきており、質的な成長が、こういうマーケットでも着実に受け入れられているということが伺える」と述べる。

今回A7スポーツバックを導入するにあたり、これまでの3リットルV6スーパーチャージャーエンジンに加え、2リットル4気筒ターボエンジンと、『S7スポーツバック』、『RS7スポーツバック』の計4モデルを同時に発売する(2リットルモデルのみ8月以降納車予定)。そうすることで、「控えめに目標は1000台(全部合計)と考えており、昨年比15%アップを目標値にしている」(大喜多氏)。更に同時投入の理由として、「本当に狙うのはこのセグメントでナンバー1を取りたいということだ。そして、ハイエンドセグメントでアウディの存在感を増したいと考えている」と大喜多氏はコメントする。

1000台を年間目標としたうち、今回初投入する2.0リットルモデルの台数について、アウディジャパンプレセールス部商品企画スペシャリストの平野智さんは、「エントリーモデルという位置づけもあり7割程度になるのではと想像している」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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