岩日北線「とことこトレイン」、繁忙期も1編成に

鉄道 企業動向
岩日北線記念公園の雙津峡温泉駅で発車を待つ「とことこトレイン」。脱輪事故を受け運転手は1編成2人乗務に変更された。
岩日北線記念公園の雙津峡温泉駅で発車を待つ「とことこトレイン」。脱輪事故を受け運転手は1編成2人乗務に変更された。 全 3 枚 拡大写真
錦川鉄道はこのほど、岩日北線記念公園で運行しているゴムタイヤ遊覧車「とことこトレイン」について、繁忙期も1編成で運行すると発表した。これにより定員が半減する。

岩日北線は、錦川鉄道錦川清流線の終点・錦町駅(山口県岩国市)と、山口線の日原駅(島根県津和野町)を結ぶ計画だった全長約41kmの国鉄線。1967年から錦町~六日市(島根県吉賀町)間16.6kmの工事が始まったが、国鉄の経営悪化を受けて1981年3月までに工事が凍結された。

現在は完成した路盤のうち錦町方の一部が公園扱いで舗装され、錦町駅(公園南口)~雙津峡温泉駅(公園北口)間の公園内約6kmを結ぶ「とことこトレイン」を錦川鉄道が運行。通常は1編成(定員55人)だが、繁忙期は2編成(110人)を続行させる形で運行してきた。

錦川鉄道によると3月31日、運転手の体調不良により脱輪事故が発生。乗客にけがはなかったが、同社はこれを受けて安全対策を強化することを決め、4月1日から運転手を従来の1人乗務から2人乗務に変更した。2編成で2人乗務とする場合、運転手の増員が必要となることから、今後は繁忙期も1編成のみ運行するという。

今季の「とことこトレイン」は11月29日までの土曜・休日を中心に運行。夏休みの7月18日から8月31日までは毎日運行する予定だ。

《草町義和》

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