戦前から戦後のエレガントなクルマも集合…クラシック・オートモービル15[写真蔵]

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
アルヴィス クレステッドイーグル
アルヴィス クレステッドイーグル 全 40 枚 拡大写真

架橋104年を祝って、ジャパン・クラシック・オートモービル2015が開催された。主催はジャパン・クラシック・オートモービル実行委員会と、名橋「日本橋」保存会。

参加したクラシックカーは約30台。日本クラシックカークラブ(CCCJ)が監修したこともあり、オリジナル性が高く、ヒストリーが明確なクルマが集まった。

その中には、白い大きなボディを纏った1938年のアルヴィス『クレステッドイーグル』があった。自動車雑誌カーグラフィックの創始者で初代編集長の故小林彰太郎氏が、1970年代に愛用したクルマそのものだ。氏は当時、富士スピードウエイへレースの取材へ行ったりしていたという。また、その後、東北の酒類卸売業の主が購入し、その地で大切に保有されていた。

アルヴィス社は1960年代でクルマの生産は終えたが、その後は空港機エンジンや軍用車両を生産していた。

つい最近日本に到着したばかりのクルマ、1949年フィアット『1100Eギアジョイエッロアバルト』は非常に珍しい1台だ。フィアット『508』の後継者1100をベースにカロッツェリアギアがボディを作成。そのデザインはジョヴァンニ・ミケロッティといわれている。また、この個体はワンオフモデルで、当時のコンコルソヴィラ・デステにおいてクラス優勝を飾った。エンジンはアバルトがチューニングをした4気筒エンジンを搭載している。

ジョイエッロとはイタリア語でジュエリー、宝石の意味。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る