お台場で11日に開幕した「モータースポーツジャパン2015 フェスティバル イン お台場」の会場内でレジェンド オブ 日産ブースが登場。往年の名ドライバーによるトークショーで盛り上がった。
デモ走行や各メーカーのブースがあるA会場から少し離れたC会場に「Legend of the NISSAN」ブースが登場。1973年富士GCレース仕様の『フェアレディZ』や1969年JAFGP優勝車である『スカイライン2000GT-R』を始め、『MID4』やラリーカーも展示されている。
今週末はここで1日2回トークショーを開催。初日の午後の部は長谷見昌弘氏が登場し、現役時代の裏話などを披露した。
長谷見氏は日産のワークスドライバーとして様々なレーシングカーでのレースやテスト走行を担当。1970~80年代のレースの話しをはじめ、幻となったマシン『R383』のパフォーマンスや富士GCレース時代の裏話なども披露。集まったファンは終始興味津々という様子だった。
80年代後半はグループCカーのレースに参戦していた長谷見氏。デイトナ24時間での優勝やルマン24時間での活躍で有名だが、その当時のマシンを振り返って「今でもイベントでドライブする機会はあるけど、改めて凄いクルマに乗っていたなと驚きます。現役当時、富士スピードウェイのメインストレートだと予選仕様のセッティングで390km/hまで出ました。今のSUPER GTが約300km/h前後ということを考えると、本当に凄かったなと思います」と語った。
この日はメインのA会場でデイトナ24時間を制した『R91CP』のエンジン始動デモンストレーションも実施。今でもグループCカー独特のサウンドをお台場の会場に響かせた。