【新聞ウォッチ】中国ベンチャー、元祖「セグウェイ」の米社を買収

モータースポーツ/エンタメ 出版物
セグウェイ(2003年型)
セグウェイ(2003年型) 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年4月16日付

●アシアナ機気象条件急激悪化、30メートル低く進入、判明(読売・1面)

●シャープ液晶分社化へ、再建計画、社長続投、報酬ゼロ検討(読売・2面)

●グーグル独禁法違反疑い、EU通知、制裁金最大7200億円も(読売・10面)

●トヨタ海外2工場新設、中国とメキシコ、4年ぶり大型投資(読売・10面)

●エアバッグ「火薬劣化」タカタ側調査、高温多湿影響か(読売・11面)

●米セグウェイ買収、本家をのんだ中国電動車ベンチャー(朝日・9面)

●ガソリン3週連続値下がり(毎日・7面)

●車部品関税即時撤廃へ、TPP日米協議、対象品目など詰め(産経・1面)

●トヨタ、持続成長へ試金石、規模と利益両面狙う(日経・3面)

ひとくちコメント

日本でも観光地や広いイベント会場などでよく見掛ける立ち乗り電動二輪車の「セグウェイ」。

体重移動だけで簡単に操作ができるユニークな乗り物としても話題を呼んだが、その電動二輪車を世界で初めて開発した米ゼクウェイ社を、2年前の2012年に設立したばかりの中国のベンチャー企業「ナインボット」(本社・北京)が買収することで合意したという。

きょうの朝日などが取り上げているが、ナインボットもセグウェイにそっくり似た商品を販売しているという。このため、米セグウエィ社は、「ナインボットを含む中国の複数メーカーが特許権を侵害した」として米国への輸入差し止めの訴訟をおこしていた矢先の買収劇である。

気になるのは「本家」を乗っ取った買収金額。報道では「明らかにしていない」としているが、朝日によると、「ナインボット社が中国のスマートフォン大手『小米科技(シャオミー)』などから8000万ドル(約96億円)の出資を受けたことも発表した」と伝えている。

本家本元のセグウェイは類似商品の横行で「採算が悪化している」との台所事情もあるようだが、中国経済が減速しているとはいえ、中国のベンチャー企業「恐るべし」である。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
  5. アウディが新型コンパクトカーを開発中!? エントリーレベルの『A1』と『Q2』後継モデルはBEVに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る