曙ブレーキ、黒字予想から一転 当期赤字60億円…日系メーカーの海外シフトなど要因

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曙ブレーキ工業は、2015年3月期通期連結業績見通しの当期損益が60億円の赤字に転落する見通しを発表した。

前回予想は6億円の黒字だったが、余剰生産設備などを減損処理したことなどから一転して赤字となった。

売上高は米国での受注増加などで、前回予想より26億円増の2540億円となった。

営業利益は20億円マイナスの40億円、経常利益が26億円マイナスの30億円となった。合理化の遅れや、一部採算の低いディスクブレーキ、ドラムブレーキの収益改善、増産対応のため休日を返上して工場を稼動したことに伴う残業、生産逼迫による緊急輸送費など、追加費用が発生した。

また、国内で生産効率向上やエネルギーコストを抑えた最新鋭設備への入替を一部実施してきたが、日系完成車メーカーの海外生産移管を背景に、余剰設備、研究開発用設備の減損処理を行うことにした。

加えて、センサー事業は受注減による生産減少などに伴って、一部固定資産の減損処理を行う。これらの結果、30億円を特別損失に計上、当期赤字に転落する。

同社では今後、バランスシート上の資産の圧縮・整理による資産効率の向上を図っていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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