【三菱 トライトン 海外試乗】大幅に進化した新世代クリーンディーゼル…松下宏

試乗記 国産車
三菱 トライトン 新型
三菱 トライトン 新型 全 24 枚 拡大写真

バンコクで新型『トライトン』に試乗した。外観デザインは従来のモデルを継承した印象ながら、ややおとなしくなった感じである。

【画像全24枚】

今回はダブルキャブの4WD、メガキャブの4WD、メガキャブの2WD、また2.4リットルの新世代ディーゼルと2.5リットルの従来型のディーゼル、ATとMTなど、いろいろなモデルに試乗した。その中で最も注目されたのは新世代ディーゼルだ。

新たに開発された2.4リットルのディーゼルエンジンは、16バルブのDOHCのMIVEC仕様で、コモンレールの直噴+インタークーラー付きターボ仕様により、133kW(181ps)/430Nmの余裕十分の動力性能を発生する。

最新のエンジンらしく環境性能にも優れたクリーンディーゼルで、従来の2.5リットルに比べると大幅な進化を遂げている。動力性能ばかりでなく、燃費や静粛性の向上も著しい。

実際に走らせてみると、走り出した瞬間から新世代のディーゼルであることが分かる。吹き上がりがスムーズで、なおかつ低速域でのトルク感に優れているからだ。

特設の試乗コースでは、いろいろな走りを試せるセクションが設けられていた。発進加速を試すシーンでスポーツモード付き5速AT車のアクセルを思い切り踏み込んでいくと、レッドゾーンの少し手前の3800回転あたりまで引っ張って変速していく。

それに至る回転の上昇が実にスムーズで、たちまちのうちに変速点に到達する感じである。ディーゼルとは思えない吹き上がりの良さだ。しかもこのような走りを試したときにも、振動や騒音が良く抑えられていた。その意味でもディーゼルとは思えない感覚が味わえた。

この日は従来の4D56型ディーゼルエンジンを搭載したモデルにも同時に試乗したので、新世代ディーゼルの良さが良く分かった。

新型トライトンは日本に輸出する予定はないそうだが、良くできたディーゼルエンジンはすぐにでも日本に導入してほしいと思った。『デリカD:5』に搭載すれば商品力は大いに高まるはずだ。

実際には、この4N15型エンジンはクリーンディーゼルではあるものの、まだ日本のポスト新長期規制には対応していない。なのですぐに導入することはできないが、大いに期待を持たせるエンジンであった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』復活へ、「現代版GT-FOUR」なるか?…土曜ニュースランキング
  2. 次期『ノート』が日産復活の切り札となる? 2027年登場へ、価格は約30万円上昇か
  3. 【スズキ クロスビー 新型試乗】独特な世界観と走りは、往年のシトロエンを思い起こさせる…中村孝仁
  4. ボルボ『XC40』807台をリコール…火災のおそれ
  5. ホンダの最高級ミニバンが復活か?『エリシオン』後継でアルファードに挑む
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  2. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  3. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
ランキングをもっと見る