トヨタ自動車、中長期保有前提の新株発行…研究開発資金などを調達

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車本社
トヨタ自動車本社 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車は4月28日、中長期保有を前提とした、個人向けの新株「AA型種類株式」を発行すると発表した。

AA型種類株式は、発行価格を普通株式の120%以上と高めに設定するが、5年経過後以降、普通株式へ転換できるほか、発行価格での取得請求が可能。実質的に元本を保証することで、個人投資家のリスクを低減する。

原則5年間売買できない譲渡規制がつくが、議決権あり。配当は初年度0.5%、翌年度以降5年目まで0.5%ずつ段階的に増加し、5年目以降は2.5%となる。

新株の第1回発行は、6月の定時株主総会での承認後、5000万株を上限に実施。2回目以降の実施時期は未定だが、総数は発行済株式総数の5%にあたる1億5000万株、発行総額約1兆5000億円となる見込み。

また、普通株式の希薄化回避のため、トヨタは1回目のAA型種類株式の発行株式と同数程度の普通株式の「自己株式取得」もあわせて行う予定。

トヨタでは、AA型種類株式により取得する安定した資金を、中長期での研究開発やインフラ設備に投資する。なお、AA型の名称はトヨタ初の生産型乗用車の車名に由来するものだ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る