東レ、欧米市場で自動車向け樹脂事業を強化へ…研究開発・顧客支援設備を拡充

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東レは、欧米市場で自動車向け樹脂事業を強化すると発表した。

ドイツのノイ・イーゼンブルク市に高機能樹脂製品のマーケティング・販売会社「東レ・レジンスヨーロッパ」を設立し、CAE解析装置や樹脂評価機器を導入して現地ニーズに対応した製品を開発するほか、顧客に対して技術支援を行う。

また、米国の樹脂子会社に設置している樹脂テクニカルセンターに延べ床面積1200平方メートルの建屋を増設した。新たに試作押出機や走査型電子顕微鏡などの設備を導入し、現地での樹脂コンパウンド技術開発と技術支援機能を強化する。

東レは、ドイツの樹脂新会社設立、米国での樹脂テクニカルセンターの増設で、日系自動車部品メーカーに加え、欧州や北米に研究開発機能を置く自動車部品メーカーなどの納入先との連携を深め、現地できめ細かなテクニカルソリューションを提案する。

さらに、東レグループの日本(名古屋、千葉)、中国(深セン、蘇州、天津、成都)、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国、米国、メキシコの8か国、12拠点に展開する樹脂コンパウンド拠点と相互連携を強化し、日米欧系一次サプライヤーのニーズに対応した製品をタイムリーに現地供給していく。

東レでは、今回の欧米での樹脂事業体制を拡充することで顧客満足度の向上を図り、自動車用途を中心とした樹脂事業の成長を加速させる。

《レスポンス編集部》

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