日本全国よりすぐりのブランド和牛の牛丼を実食…「大牛肉博」

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神戸ビーフ 牛丼
神戸ビーフ 牛丼 全 10 枚 拡大写真

 ブランド和牛の生産団体が一堂に会し、その美味しさをアピールする「大牛肉博」が、東京の新宿中央公園で4月25日から開催中だ。記者が牛丼5種類を食べ比べた。出店しているのは いわて南牛、鹿児島黒牛、神戸ビーフ、仙台牛、米沢牛(五十音順)の5銘柄。

 会場では1杯1000円で、ブランド和牛の牛丼が提供されている。トッピングメニューやサイドメニューも用意され、さらに“ちょいと一杯”引っ掛けたい人のために、和牛にこだわったメニューを出すバルも設置されている。入場は無料。

 記者は牛丼全5種類を日替わりで試食した。なお記者は東京出身の東京育ち、母親は関東出身、父親は九州出身。甘党&辛党の両刀使いで、味の好みは和洋中エスニック、醤油味、バター味、トマト味、なんでもOK。薄味でもしっかりした味付けが好み。飲酒も全方位で、長時間ちびちび飲むタイプ。人生の一時期が牛丼屋~デスク~寝床の周回コースだったことがある。感想は以下の通り。

●いわて南牛(出店:いわて南牛振興協会、ブース運営:いわて南牛振興協会)……肉に40日以上の『枯らし熟成』をかけた。肉以外の素材も一関市産だ。他の牛丼と比べて肉片が大きく、薄めの味付けで肉自体の味や脂身の味を楽しめる。また汁は薄めで甘いが、量が多めなので全体として味がある。

●鹿児島黒牛(出店:鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会、JA鹿児島県経済連、JA食肉かごしま、ブース運営:千里屋)……肉の美味しさを感じてもらうため、シンプルな調理法で、肉を煮すぎず柔らかく仕上げたという。素直にうまかった。味付けはやや甘めで、ちょっと後に引く甘さだ。

●神戸ビーフ(出店:神戸肉流通推進協議会、ブース運営:エスフーズ、肉匠神戸)……世界的に知られている日本のブランド牛を牛丼にした。肉は牛丼で普通の薄切り肉片とひき肉の2種類が混ざっている。薄切りは薄味で、ひき肉の方は濃い。脂っこさは5種類の中で一番の印象。

●仙台牛(出店:仙台牛銘柄推進協議会、ブース運営:SASAYA)……仙台牛の旨さに相性の良い玉ネギとゴボウを炊き込んだ。“肉感”がある。しょうゆ味は薄いが、味としてしっかり感じられる。甘いが後は引かない甘さ。脂っこさも最後に少し残る程度だ。

●米沢牛(出店:米沢牛銘柄推進協議会、ブース運営:米沢 琥珀堂)……日本三大和牛の一つ。牛脂が持つ香り、とろける味わいを損なわないように留意したそうだ。肉が細片だが味付けは濃い。汁は少なめだが、しょうゆ味がしっかりしている。素材の味にメリハリをつけてバランスを取っている印象。ゴボウとの相性も良かった。

 筆者の舌では5種類の牛丼に優劣をつけ難かった。好き嫌いは個人の好みの問題で、肉の差はなく、どれも美味いと思う。一緒に食べる副菜や飲み物によっても印象は変わるだろう。大牛肉博では、5月2日まで牛丼が提供され、イベント後半の3~10日は焼肉丼が提供される。

【大牛肉博】ブランド和牛の牛丼食べ比べ……後半戦は焼肉丼だ

《高木啓@RBB TODAY》

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