イタ車を楽しむなら食文化も…フィアットカフェのねらい

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フィアットカフェ、フィアット/アルファロメオ松濤のショールーム内にオープン
フィアットカフェ、フィアット/アルファロメオ松濤のショールーム内にオープン 全 8 枚 拡大写真

FCAジャパンの正規ディーラー、ファイブスター東都が運営するフィアット/アルファロメオ松濤(東京都渋谷区)のショールーム内にフィアットカフェがオープンした。

ファイブスター東都代表取締役社長の高野光司氏は、同ショールームをオープンし、更に、フィアットカフェを開設した背景について、まずは自身のイタリアとクルマのイメージから説明する。

「イタリアは音楽を代表するように様々な芸術がたくさんある国だ。クルマ作りというのは、その国の文化によって、様々な特徴がクルマに表れてくる。特に私が取り扱ってきたクルマの中で、イタリアのクルマ程、この文化がはっきりと出ているものはないだろう」とコメント。更にイタリアの文化には食文化も大きなウエイトを占めているという。

そのイタリア車については、「完成された工業製品ではなく、むしろイタリアの芸術などに支えられた人の手が入った工芸品であり、そして、場合によっては美術品に該当するのではないか。大変温かみのあるクルマがイタリアのクルマだと思っている」と高野氏。

そして、イタリア車であるフィアットやアルファロメオの楽しさをユーザーに伝えることは当然のこととしたうえで、フィアットカフェ開設にあたっては、「クルマに乗って楽しむだけではなく、そのクルマを語り合う楽しみがあってしかるべき」と考え、「(フィアットカフェのような)クルマの楽しさをはじめとした、色々な会話を楽しむスペースが必要であり、いわば必然の結果としてオープンに至った」と話す。

今後は、イタリアのクルマを販売する以上、イタリアの文化を伝えていくということは必要なことという高野氏の考えから、「食文化、場合によってはイタリアの言葉を広く皆様にお伝えできるような、そんなショールームになったらいいと思っている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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