アンワル氏失職による下院ペナン補選公示 4人の候補者の争いに…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

アンワル・イブラヒム元副首相有罪確定による失職をうけた下院ペナン州ペルマタン・パウ選挙区の補欠選挙の公示が25日に行われ、与野党3人と無所属1人による4人が立候補を届け出た。

野党連合・人民同盟(PR)は、アンワル氏夫人で人民正義党(PKR)党首のワン・アジザ氏(62)が自ら出馬。アンワル氏への同情票を期待し、議席死守を目指す。ただ共闘する汎マレーシア・イスラム党(PAS)がイスラム刑法導入を巡る路線対立からPKRへの選挙協力に難色を示しており、ようやく前日の24日にトップ会談により選挙協力が決まったばかり。PAS青年部同州支部は依然として選挙協力を行わない姿勢を崩しておらず、今後の動向が選挙の行方を左右する可能性がある。

議席奪回を目指す与党連合・国民戦線(BN)は、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)の地区書記長であるスハイミ・サブディン氏(44)を擁立した。一方、与党連合にも野党連合にも賊していないマレーシア人民党(PRM)はアズマン・シャー・オスマン氏(50)を擁立。このほか無所属でビジネスマンのサレー・イサハク氏(53)が出馬する。

同選挙区の選挙人数は7万1,890人で、70.36%をマレー系、22.9%を華人、6.3%をインド系が占める。2013年の総選挙ではアンワル氏がBN候補に1万票以上の差をつけて勝利していた。

伊藤 祐介

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