プリペイド電話カード、5月から内税方式に変更…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

5月1日付けでプリペイド電話カードの価格がが物品・サービス税(GST)導入前の価格に戻された。関税局のカザリ・アハマド局長によると、4月28日付けで通信各社に価格設定に関する通知を行った。

通信会社は元々、4月1日付けのGST導入と同時に廃止された売り上げ・サービス税(SST)を吸収していた。しかしGST導入後はGSTを吸収せず、10リンギのプリペイドカードの販売価格を、6%のGSTを上乗せした10.60リンギとし、実質的に値上げしたことから消費者からは負担増への不満の声が上がっていた。

5月1日からは10リンギのプリペイカードは内税方式となり10リンギとなる。通信会社は1リンギ以上の無料音声通話を特典として付けるなどして対応していたが、消費者の間からは分かりにくいという意見が出ていた。

アハマド・シャベリー・チーク通信マルチメディア相は、プリペイド電話カードへのGST課税を巡る問題は複雑で解決までには時間がかかるとコメント。通信各社と協議を行い解決方法について話し合ったが単純な問題ではなく、今後関税局や国内取引協同組合消費者行政省の担当者とも意見を出し合い、下院審議に解決案を出したいと述べた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  6. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  7. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  8. 「輸入するの?」トヨタ『RAV4ハイブリッド』新型が先行して米国発売へ!SNSの注目は「ハンマーヘッド顔」
  9. マクラーレン『GTS』、日本だけの「Signature Collection」発表…22台限定
  10. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る