軽便鉄道駅をアップグレード、銀行など設置へ 若い世代に対応…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

政府系公共交通機関所有会社、プラサラナ・マレーシア・グループのアズミ・アブドル・アジズ社長は近く、軽便鉄道(LRT)駅のアップグレードを行うと明らかにした。ザ・スターが報じた。

アップグレードを通じて銀行施設や小売施設、コインランドリーなど公共交通機関ユーザーが活用することのできる設備を整える。

アズミ社長は、長期的な観点から若い世代が駅を利用することを考え、Y世代のニーズに見合った設備を整える計画だとコメント。駅に来て電車を使うだけではなく、買い物や企業による展示などを行う設備を整えた駅を建設すると述べた。また、駅で航空会社が航空券を販売することなどライフスタイル全体を変えることができるようなビジネスモデルを採用したいと語った。

プラサラナはLRT3号線のプロジェクト用地を10億リンギの予算で取得する計画で、現在適切な用地を探している。路線の計画は現在最終調整の段階に入っているという。

国内初となる電気バスの高速輸送(BRT)プロジェクトは完成が近くなっており、5月に試験走行を行い6月には運転を開始する予定だ。BRTプロジェクトはプラサラナが70%、サンウェイが15%を出資し、残りをUkasが出資する官民共同のプロジェクト。バンダル・サンウェイとスバンジャヤの間を繋ぐサンウェイ線が整備されている。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  2. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. プレミア化は必至!?『ランクル』を知り尽くしたトヨタ車体の「ラリー仕様」限定車にSNS歓喜
  5. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  6. ルノー日産三菱、仏ドゥエー工場でEV共同プロジェクト推進…次期『エクリプス クロス』開発・生産へ
  7. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  8. 「国内にもガソリンターボを!」直6ターボ×黒アクセントのマツダ『CX-90』に日本のファンも熱視線
  9. ソニー・ホンダモビリティ、EV『アフィーラ』開発加速…AWS・クアルコムと連携
  10. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る