曙ブレーキは5月7日、2015年3月期(2014年4月-2015年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2541億5700万円(前期比+7.4%)、営業利益は40億0400万円(-50.5%)、経常利益は28億3300万円(-61.0%)、最終損益は60億9500万円の赤字(前期は24億2300万円の黒字)だった。
北米や中国市場での自動車生産台数増加や円安効果もあり売上高は増加。しかし、北米の想定を上回る市場の拡大に伴う増産への対応や、新規受注製品の立上げの時期が集中したことによる想定外のコスト発生が収益を圧迫。さらに、ブレーキ事業における余剰生産設備などの減損の計上により、3期ぶりの最終赤字となった。
今期の業績見通しについては、売上高2880億円(+13.3%)、営業利益65億円(+62.3%)、経常利益48億円(+69.5%)、純利益は15億円とした。