アンワル氏失職に伴うペナン補選、野党側が勝利

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
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野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相の失職に伴う下院ペナン州ペルマタン・パウ選挙区の補欠選挙の投開票が7日に行われ、人民正義党(PKR)の党首でアンワル氏の妻であるワン・アジザ氏(62)が当選した。

アンワル氏の失職は、同性愛事件裁判で今年2月に禁固5年の有罪が確定し、その後の国王への恩赦申請が却下されたことを受けて行われたもので、ワン・アジザ氏は2003年の総選挙でアンワル氏が獲得した3万7,090票には及ばなかったが、3万票を超える票を獲得。与党連合・国民戦線(BN)が擁立するスハイミ・サブディン氏(44)に8,841票の差を付けた。投票率は74%と低調だった。与党連合にも野党連合にも属していないマレーシア人民党(PRM)のアズマン・シャー・オスマン氏(50)、無所属でビジネスマンのサレー・イサハク氏(53)は惨敗した。

野党の牙城を巡る攻防戦ということで与野党双方が力を入れた選挙だったこともあり、投票所周辺で前夜から双方の支持者による小競り合いが頻発。複数の負傷者が出た。6日夜にはパトロールカー3台が群衆によって損傷を受けた。ペナン州警察には不正選挙を訴える告発状が112件も届き、うち12件については捜査が開始された。

伊藤 祐介

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