カロッツェリア サイバーナビ 、「レコチョク」100万曲コラボの勝機はどこに

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2DINラージサイズモデル「AVIC-ZH0999LS」
2DINラージサイズモデル「AVIC-ZH0999LS」 全 23 枚 拡大写真

パイオニアは5月8日、フラッグシップとなるカロッツェリア「サイバーナビ」シリーズに、レコチョクが提供する音楽ストリーミングサービス「replay」と連携するニューモデルを発表した。新たに8型ラージサイズモデルをラインアップに加え、計10機種を5月下旬より順次発売する。

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◆再生中の音楽からユーザーが好む楽曲を学習していく

「replay」はレコチョクの定額音楽ストリーミングサービスで、これまでも携帯電話/スマートフォンなどと様々な形態でコラボレーションを行ってきた。今回の連携はレコチョクとしても初の車載向けサービスとなる。

パイオニアは「replay」の機能を車載機側で活用できる専用アプリ「ミュージッククルーズチャンネル(MCC)」を開発。スマートフォンとBluetooth接続した後は、AVメニューからMCCを選ぶことで通常の音楽ソースと同じように手軽に音楽ストリーミングサービスが楽しめるようになる。

この「replay」の利用料は年額3000円(税別)。しかし、新サイバーナビには1年分の使用権が含まれており、最初の1年間は無料で利用できる。定額サービスで提供される楽曲は邦楽~洋楽まで100万曲にも及び、今後も順次楽曲は増えていく予定になっているという。

MCCが起動中は専用メニューで聴きたい楽曲を自在にコントロールできる。起動画面には「特選チャンネル」「レコメンドチャンネル」「マイチャンネル」の3種類が表示され、その後に表示されるタグ上で気分や季節などに応じた楽曲が再生される。「特選チャンネル」は約50種類から選べ、内容は定期的に自動更新。「マイチャンネル」は「気持ち」「シチュエーション」といったカテゴリーから最大3種類の属性を組み合わせて好みに合ったチャンネルを構成していく。

見逃せないのは、選んだ楽曲からその傾向やジャンルなどを学習し、ユーザーのアカウントごとに管理されていくということ。聴きたい曲を選んでいくだけで、自ずと好みの曲に絞られて自動再生されていくというわけだ。なお、サイバーナビはスマートループ向けに用意した通信モジュールを付属するが、このサービスでは利用しない。あくまで通信ネットワークはBluetooth接続したスマートフォン側のものを利用する形となる。

再生方法は多彩で、パイオニア独自の「MIXTRAX」機能を活用した再生も楽しめる。独自の楽曲解析技術とミックス技術を活用でき、楽曲をノンストップで再生したり、テンポやビートに合わせつつ楽曲を自動でつなぐノンストップミックス再生も実現する。また、再生モードはサビ部分のみをつないでいく「SHORT」と、楽曲の前後部分だけをカットする「LONG」の2種類から選べる。

さらに「replay」で魅力的なのは、歌詞表示機能も搭載していることだ。再生中の楽曲に含まれる歌詞をスマートフォンに表示できるというもので、カラオケのように楽曲の再生に合わせて歌詞を黄色で流していく。また、スマホをHDMI経由でフリップダウンモニターやリアモニターに接続すれば歌詞を大画面で映し出すことも可能だ。これで車内カラオケ大会も不可能ではない。

◆サイバーナビとして初めて8型モデルをラインアップ

サイバーナビとしては初めて8型モデルを用意したことも話題だ。楽ナビが8型モデルを発売した際に用意した別売の専用取り付けキットがそのまま使え、対応車種は現在予定中のものを含め全20車種。ラウンド部分も適切に処理する一体感のあるデザインで、これでサイバーナビでも大画面の時代がついに到来したというわけだ。

スカウターユニットも進化を遂げた。車載カメラ「クルーズスカウターユニット」で撮影した情報を活用し、赤信号の検知や高速道路でのふらつきをチェックして画面表示や効果音などで注意喚起する「ドライブサポート」を新採用。また、簡易ドライブレコーダー機能となる「ドライブメモリー機能」も搭載している。

ハード面では基本的には従来機がベース。しかし、オーディオ系で採用パーツなどの見直すなどして音質の向上を図っているという。その結果、従来にも増して高域のキレが良くなり、低域にもしっかりした音が感じ取れる効果を生み出した。特にレコチョクのストリーミングで提供される楽曲はビットレートが128kbpsとやや抑え気味だが、圧縮音源に対する補正効果により、メリハリを感じるサウンドに仕上がっているという。

ナビ機能は、これまでと同様に通信を使った独自の「スマートループ渋滞情報」などに対応。付属した最大3年間無料で使えるデータ通信専用通信モジュールにより、日本全国70万kmにも及ぶ道路での交通情報提供などを行う。外部サーバーと連携した「フリーワード音声検索」機能は新たに「名称検索」にも対応して進化。メニューデザインも一新していっそう見やすさを高めている。また、iPhone/Androidスマホやフィーチャーフォンからのデータ取得にも対応できるようにもなった。

発表になった新サイバーナビのラインアップは以下の通り。括弧内は店頭予想価格。
・8型ラージサイズモデル「AVIC-ZH0999LS」(25万5000円前後)・「AVIC-ZH0999L」(18万円前後)
・7型 1DIN+1DINモデル「AVIC-VH0999S」(23万円前後)・「AVIC-VH0999」(同16万円前後)。以上、5月下旬発売。

・200mmワイド2DINモデル「AVIC-ZH0999WS」(22万5000円前後)・「AVIC-ZH0999W」(15万円前後)・「AVIC-ZH0777W」(14万円前後)。0999WS/0999W”が5月下旬発売、0777Wが6月上旬発売。

・2DINモデル「AVIC-ZH0999S」(22万円前後)・「AVIC-ZH0999」(同14万5000円前後)・「AVIC-ZH0777」(13万5000円前後)。0999S/0999が5月下旬発売、0777が6月上旬発売。

《会田肇》

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