気象庁、箱根山の火山観測体制を強化…計測器の新設など

エンターテインメント 話題
箱根大湧谷(2015年5月4日の様子)
箱根大湧谷(2015年5月4日の様子) 全 3 枚 拡大写真

 神奈川県箱根山で火山活動が活発化したことに伴い、気象庁では13日、火山観測機器を臨時で設置して観測体制の強化を図ると発表した。同日の大涌谷(おおわくだに)では、蒸気が勢いよく噴出している。噴火警戒レベルは2=火口周辺警報、火口周辺規制を継続。

 気象庁は箱根ロープウェイ大涌谷駅に遠望カメラを設置し、13日から大涌谷の監視を開始した。気象庁地震火山部の16時の発表では、15時までの活動状況は、蒸気のほかには特段の異常はみられかった。

 また噴火などに伴う空気の振動を観測する空振計を、大涌谷の北約1km付近の上湯場に設置する。こちらは5月中に運用を開始する予定。

 同じく13日に、国土交通省関東地方整備局の協力により実施した上空からの観測では、引き続き大涌谷温泉供給施設で蒸気が勢いよく噴出しているのを観測した。

 火山性地震は、引き続き多い状態で経過しているが、12日14時03分の地震のあとは13日15時まで、震度1以上を観測する地震は発生していない。火山性地震の発生回数は11日が62回(震度1以上は1回)、12日は41回(同1回)、13日15時まで9回(同0回)。

箱根山における火山観測体制を強化……気象庁

《高木啓@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る