【アウディ Q3 改良新型】エントリーモデルながら、上級モデルの技術を積極採用

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アウディ Q3
アウディ Q3 全 8 枚 拡大写真

アウディジャパンはプレミアムコンパクトSUVの『Q3』と『RS Q3』の装備、仕様を変更し、5月21日より発売する。変更のポイントはエクステリアデザイン、エンジンの出力向上と燃費低減、そして、LED技術の投入である。

SUVのデザインは、どちらかというとアウトドアを中心に使用するイメージから、ボクシーなデザインが主流だが、アウディは『Q7』以降、「アーバンでスタイリッシュなデザインのSUVを投入して世界的に好評だ。そういったSUVモデルを“Qシリーズ”としており、そのエントリーモデルがQ3である」とは、同社代表取締役社長の大喜多寛氏の弁。

Q3は2012年に日本に導入以来、2014年末までに6600台が販売された。

今回の変更点で最も大きいのはアウディのアイデンティティでもあるシングルフレームグリルの変更だ。大喜多氏によると、「より立体的にこのシングルフレームグリルを際立たせることで、スポーティなデザインを更に強調している」という。

アウディジャパン商品企画プレセールス部の徳永雄三氏も、「縁取りを際立たせて立体感を演出。もともとは平面的だったものを、奥行きを持たせるようにしている」と変更点を説明。

また、これまで採用していなかったLEDヘッドライトをオプション設定。標準でキセノンヘッドライトが装備されるので、「より高効率かつ、先進的な装備を望むユーザーに選んでもらおうと考えている」(徳永氏)。

大喜多氏も、「点灯するとすごく精悍なヘッドライトになる。ウインカーも視認性が高く、デザイン的にもきれいなヘッドライトになっており、どこにいてもアウディだなとわかるデザインだ」と話す。先ごろ『A7スポーツバック』に採用されたダイナミックターンインジケーター(ウインカー点灯時内側から外側に向かって光が走る)がリアに採用された。

Q3はコンパクトのエントリーモデルという位置づけだが、大喜多氏は、「ハイエンドに搭載されている技術を積極的に採用している。我々はLEDを使いこなし、素晴らしいデザインをこのクルマに採用した」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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