新明和、自動車市場向け新型自動電線処理機を開発

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新明和工業 自動電線処理機 TRD510
新明和工業 自動電線処理機 TRD510 全 1 枚 拡大写真

新明和工業は、ワイヤーハーネス(組電線)に使用される電線の測長、切断、端末加工を自動で行う電線処理機「TRD510」を開発、5月10日から販売を開始した。

TRD510は、自動車用ワイヤーハーネス向け電線の加工に特化した新機種。加工能力は1時間当たり5000本と、従来機に比べ11%向上させたほか、小型化により設置占有面積も26%の縮小を実現した。

開発に当たっては、細線対応に優れ、小型で高速・高精度化を実現している「TR500」のプラットフォーム(基本構造)を採用。より細い電線に対応できるようにしたほか、品質に対する基準が厳しい自動車市場向けに必要な機能を標準装備したことで、加工スピードを向上させながらも品質を維持し、生産性向上を実現した。

具体的には、「デジタルクリンパ」を圧着機に搭載し、「段取り替え時間」を短縮したほか、測長ユニットを金属製ローラーによる電線送り機構からベルトフィード機構に変更し、電線へのダメージを軽減。アルミ電線を含め、細線化が進む最新の自動車用電線にも対応した。加えて、同ユニットに、高速送りを可能にするフィードバック補正制御も搭載したことで、切断長の計測精度を向上させた。

《纐纈敏也@DAYS》

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