日産車体が発表した2015年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比10.6%増の110億8400万円と増益だった。
日産自動車からの受託生産車の売上台数は、同1.6%増の19万5686台と前年を上回った。内訳では、乗用車は輸出用『パトロール』が増加したものの、国内向け『エルグランド』、輸出用『クエスト』の減少で同0.3%減の9万1120台だった。商用車は『NV350キャラバン』の増加で同4.4%増の8万5172台、小型バスが同1.3%減の1万9394台だった。
売上高は、自動車部品の販売が減少したものの、自動車売上台数の増加で、同0.2%増の4753億6700万円と微増だった。
営業利益は、増収の効果で同1.7%増の103億3300万円となった。純利益は、湘南工場第1地区売却益を計上、同133.4%増の156億3900万円と大幅増益だった。
今期の通期業績見通しは、売上高が同1.0%増の4800億円、営業利益が同0.3%減の103億円、経常利益が同3.5%減の107億円、純利益が同55.9%減の69億円を予想する。