【アウディ Q3 改良新型】競合SUVとの違いはデザイン

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ Q3 2.0TFSI quattro 180ps
アウディ Q3 2.0TFSI quattro 180ps 全 12 枚 拡大写真

商品改良が施されたアウディ『Q3』の年間販売目標は4000台。メインターゲットは国産から移行を想定し、30代から50代で都市型のライフスタイルを志向する人々だという。

年4000台目標を達成すると、Q3が属するセグメントではトップになると予想するのは、アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏。「460リットルのラゲッジスペースを確保することで、SUVとしての高い機能性を持つと同時に、BOSEのサラウンドシステムを搭載し、14個のスピーカーが装着するなど、アーバンクルーズを楽しめる装備も充実させ、投入を図った」とコメント。

Q3の競合には、BMW『X1』、メルセデスベンツ『GLA』、フォルクスワーゲン『ティグアン』、マツダ『CX5』などが挙げられる。これら競合車に勝っている点について、アウディジャパン商品企画プレセールス部の徳永雄三さんは、「何よりもデザインがごつごつしたSUVとは違い、非常に洗練されていることだ。クーペライクなルーフラインを持っているところや、アウディらしい先進性がデザインにも溢れている」という。

更に、乗り心地や細かい室内の質感も高く、「非常にジェントルで、より上級のサルーンに乗っているかのような味付けになっている」と述べる。競合はSUVらしさ、力強さや荒々しさにフォーカスしているのに対し、Q3は洗練された乗り心地にまとめあげており、「都会的な先進性を見出してもらえ、ターゲットユーザーの志向とも一致する」と説明する。

オフロード性能においては、「クワトロモデルによる高い走行性能とともに、ヒルディセントアシストを含めた装備も充実していることから、普通の乗用車をベースにSUV風に仕立てたクルマとの差は大きい。コンポーネンツ等で共通のティグアンと同等のレベルなのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る