【ニュル24時間 2015】第43回大会、決勝スタート…BMW Z4 GT3勢が先行、日本勢も順調な滑り出し

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114号車 スバル WRX STI(写真は予選)
114号車 スバル WRX STI(写真は予選) 全 5 枚 拡大写真

今年で43回目を迎えたニュルブルクリンク24時間レースの決勝が、日本時間の16日23時00分にスタートした。

舞台となるのはドイツ屈指の難コースとして知られるニュルブルクリンク。昨年と比べ1ヶ月早い開催ということと、上空は分厚い雲に覆われていることもあり気温11度、路面温度16度と冷え込んでいる。

今年も世界各地から140台以上がエントリーし、3グループに分けてローリングスタートが切られた。予選3番手20号車BMWスポーツトロフィー・シューベルトのBMW『Z4 GT3』を先頭にBMW勢3台がオープニングラップから頭一つ抜け出ている。

日本勢は今年4台が参戦。まずGAZOO Racingは2台体制。SP PROクラスの53号車レクサス『LFA CodeX』(影山正彦/石浦宏明/大嶋和也/井口卓人)が総合23番手から、SP3Tクラスに出走する187号車レクサス『RC』(木下隆之/佐藤久実/蒲生尚弥/松井孝允)も総合88番手から順調にスタートを切っている。

SP3Tクラスでポールポジションを獲得した114号車スバル『WRX STI』(カルロ・ヴァン・ダム/山内英輝/ティム・シュリック/マルセル・ラッセ-)は第2グループのポールポジションでスタート。直後にアウディ『TT』の先行を許すが24時間後のゴールに向けて序盤から速さをみせている。

日産勢ではSP9 GT3クラスに35号車のニッサンGTアカデミー・チームRJN(アレックス・バンコム/星野一樹/ミハエル・クルム/ルーカス・オルドネス)がエントリー。こちらもスタート直後の集団でアクシデントに巻き込まれることなく周回を重ねていっている。

今年は3月末のVLNシリーズのレースで観客が犠牲になる大クラッシュが発生。再発防止のため、該当の高速セクションは200km/h。その他のストレート区間も250km/hに制限されており、ドライコンディションでもラップタイムが昨年よりも遅くなると見られている。

今年は日本勢各チームともクラス優勝に期待がかかっており、24時間後のゴール時点で何番目に位置することになるのか、目が離せない。

《吉田 知弘》

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