渋滞も違反もゼロ、滋賀県警ヘリを使った「イーグル・アイ作戦」

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「イーグル・アイ作戦」と名付け、滋賀県警察本部がゴールデンウィーク中に実施したヘリコプターを使った合同取締りは、渋滞なく違反告知ゼロで終わった。

「通行する人にとっても、我々にとっても、事故もなくありがたかった」と、同交通部交通指導課次席は語った。

連休中の渋滞で増える違反や事故防止を目的に、交通部高速道路警察隊と生活安全部航空隊が合同で5月2日午前中に、名神高速道路栗東IC(インターチェンジ)~瀬田東IC付近で実施。

高速道路上では、違反を取り締まるために高速隊の白バイ4台とパトカー3台が投入され、上空からは航空隊の警察ヘリ「いぶき」が違反車両の追跡を確実にする体制が組まれた。

取締り区間の中でも草津JCT(ジャンクション)~瀬田東JCTは、名神、新名神、京滋バイパスなどがつながる交通のネックで、例年長い渋滞が発生する。ただ、今年のGWは路肩走行をする違反車両がでるほどの渋滞が起きなかった結果、違反告知ゼロ件となった。

渋滞の解消は、道路環境が整備されたことや、土曜日も含めると5日連続の休日が続いたことなどから、交通が分散したことによるとみられる。

ヘリコプターを導入した合同取締りは滋賀県警では初めての試みだったが「今後は交通状況を考えながら検討する」(前出・担当次席)という。

また、「渋滞時の路肩走行や無理なすり抜けは事故につながる。今後も運転する人には気をつけてほしい」(前同)と、呼びかけた。

《中島みなみ》

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