【レッドブル・エアレース 第2戦】空中演舞の興奮をリアルタイムに伝えたGARMIN VIRB

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会場内に映し出された映像はガーミンのカメラによる
会場内に映し出された映像はガーミンのカメラによる 全 11 枚 拡大写真

日本初開催となった「レッドブル・エアレース・ワールド・チャンピオンシップ」は、二日間の会期中、史上最多となる約12万人もの観客を集める盛況ぶりを見せた。そのレースをリアルタイムに映し出して会場を盛り上げたのが大会公式スポンサーでもあるGARMIN製カメラだ。

会場内には各所に大型スクリーンが設置され、レース中の機体やパイロットの様子がリアルタイムで映し出されていたが、この映像をGARMIN製アクションカメラ「VIRB」が提供していた。GARMINは2015年より「レッドブル・エアレース・ワールド・チャンピオンシップ」の公式アクションカメラ スポンサーとして参加。出場する機体にはすべてGARMINのアクションカメラが装着されたのだ。

カメラは尾翼に1台、コックピット内に1台を設置。尾翼のカメラは機体前方を周囲の風景を含めて捉え、コックピット内は選手の表情を映し出す。さらに独自の挿入データをを伴い、マスタークラスカテゴリのパイロットが挑む、高度なエアチャレンジの様子を逐一伝えてくれたのだ。

なかでもコックピット内に設置されたカメラは、この夏に発売予定の最新モデル「VIRB XE」。これまでラインアップしていた「VIRB Elite」と比べて体積で約3/5、重量は117gから151.7gにまでサイズダウンし、ウエアラブル性と取り付けの容易性を一段と高めている。

VIRB XEは50m防水機能を備え、保護ケースなしで水中撮影が可能。撮影時間は1080pのフルHD映像をを60フレーム/秒撮影で最大2時間。また、GARMINが得意とするGPS、加速度計、ジャイロスコープなどによってスタートとゴール時の位置や高度を自動的に記録してグラフィックオーバーレイできる「G-Metrixシステム」も搭載している。

また、同社はGARMINレーシングとしてシリーズ参戦にも挑んでいる。パイロットのピート・マクロード選手はカナダ・オンタリオ州出身。自動車免許よりも先にパイロットライセンスを取得し、その年からカナダ航空ショーの最年少パフォーマーとして曲芸飛行を始めた、まさにエアレースの“申し子”的存在だ。

2009年より参戦して以来、実績を着実に積み上げており、2010年と2014年は総合5位に付けた。今シーズンも第1戦のアブダビでは3位で表彰台に立っている。千葉で行われた第2戦では12位という残念な結果になってしまったが、次戦に奮起に期待がかかるところだ。

《会田肇》

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