【ボッシュ Boxberg15】自動車事業の売上高は13%成長…中国でのクリーンディーゼルが牽引

自動車 ビジネス 企業動向
シュトゥットガルト郊外Boxbergのボッシュテストコースで行われたプレスブリーフィングより
シュトゥットガルト郊外Boxbergのボッシュテストコースで行われたプレスブリーフィングより 全 4 枚 拡大写真

ボッシュ・オートモーティブ(以下、ボッシュ)は5月19日、ドイツ・シュトゥットガルト郊外ボックスベルグテストコースで国際的なプレスブリーフィングを開催した。

【画像全4枚】

ボッシュは、大きく分けて4事業を展開。モビリティ・ソリューションズ、インダストリアル・テクノロジー、コンシューマー・グッズ、エナジー&ビルディング・テクノロジー。ボッシュは従来自動車機器テクノロジーと読んでいた事業セクターをモビリティソリューションズ事業と変更している。

このモビリティソリューションズ事業が、ボッシュ・グループ最大の事業部門。2014年の売上高は333億ユーロで、総売上高のおよそ68%を占めた。

5月19日、モビリティ・ソリューションズ事業部が発表した2015年第1四半期(1-3月)決算では、売上高が前年同期に対して13%増加。営業実績は、前年同期に対して8.9%増と、好調だった。

同部門のロルフ・ブーランダー統括部門長によると、8.9%の伸び率は、世界の自動車生産成長率の2倍以上。横滑り防止装置のESCや、ガソリンおよびディーゼルエンジンの直噴システムの販売が、それぞれ約20%伸びたのが大きいという。特に中国におけるクリーンディーゼルシステムの売上高が伸びている。

同統括部門長は、「今年2月ステアリング部門をZF社から購入し、ボッシュ・オートモーティブ・ステアリングとして組織再編を行った。すでに10%以上の名目成長率となって現れた。モビリティソリューションズ事業では126の製造拠点と59のコンピテンスセンターによる世界的なネットワークを構築し、従業員数は20万5000人。そのうち3万9500人ほどが研究開発に従事している。技術的、そして国際的な立場でも、ボッシュの地位は良好。2015年も、市場を上回る売上成長が見込まれる」と語っている。

《森脇稔 三浦和也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. みんなが待っていた! ダイハツ『コペン』が復活、堂々の予告…土曜ニュースランキング
  4. モチーフはピックアップトラック、『ジムニーシエラ/ノマド』用の新型フェイスキット「CH:AMP」が登場
  5. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る