【人とくるまのテクノロジー展15】拡張現実でメンテナンス効率向上…コンチネンタルの診断ツール

自動車 ビジネス 企業動向
AR診断ソリューション
AR診断ソリューション 全 4 枚 拡大写真

コンチネンタルは「人とくるまのテクノロジー展2015」で、認定サービス工場向けのAR診断ソリューションを日本初公開した。

これは診断ソフトウェアとAR(拡張現実)技術を組み合わせることで、メンテナンスや修理の作業効率を向上させ、必要な時間やコストを削減するというもの。

診断ソフトウェアは学習型アルゴリズムによって、ユーザーの使い方とあわせて車両データを蓄積。起こっているトラブル等の症状を把握して診断し、問題解決のための指示を素早く提供する。

これによって作業時間まで含めた綿密なメンテナンス計画を立てることができるようになる。また必要な補修部品の入手に関する物流データを取り込むことで、実施可能となる時期が特定でき、サービス工場の効率を向上させることにもなる。

そして診断ソフトのデータを利用して、実際のメンテナンスや修理の作業効率や確実性を高めるのがAR技術だ。デバイスのカメラ映像に故障している部位を示したり、修理するために必要なツールや手順などが表示される。

ブースでのデモンストレーションではタブレットが使われていたが、説明員によれば「グラス型にすれば情報確認とメンテナンス作業を並行させることができ、さらに使い勝手が高められる可能性があります」とのこと。

外観ではわからない内部の部品まで正確な位置に表示するためには、自動車メーカーから詳細なCADデータを提供されていることが必要。逆にトラブルやメンテナンスのデータをクラウドに送信することでビッグデータ化すれば「自動車メーカーやサプライヤーがアクセスして、素早い商品改良に繋げることができるようになります」ということだ。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る